こんにちは。家づくりコンパスの記事です。
今回は施主(素人)が勉強することについてです。
施主が勉強することは必要か
結論から言いますね。
必要に決まってます。
一生で一番大きな買い物と言われる家。
それにノー勉で挑むのは、無謀かお金持ちのどちらかではないかと思います。
(あんまり断言すると気に障る方もいらっしゃいますかね)
例えば、家電を買うときはネットで調べて量販店で実物を比較したりして実際に購入する製品を決めますよね。
↑の黄色アンダーライン部分がいわゆる「勉強」の部分ですよね。
家電を買うだけでも勉強するのに、人生最大の買い物である家においてはどれだけ勉強しても足りないかもしれないですね~
施主の勉強の方向性
では、施主が勉強するならば何をすれば良いのでしょうか。
勉強というと難しく考えがちなのですが、
①自分の仕事や趣味が家づくりに活かせるか
②お得に(総費用を抑える)家を建てる方法
③伝聞ではなく実体験を重ねる
これらが中心になると考えます。
一つずつ見ていきましょう!!
自分の仕事や趣味が家づくりに活かせるか
これは結構大事なことだ思います。
お仕事をされている方はその道のプロですから、何かしら家づくりに活かせることがあると非常に良いですよね。また、趣味が家づくりに活かせることも多いと思います。
例えば、以下のような感じです。
・ネットワーク関係の仕事なので自宅のIoT化について考える
・DIYが趣味なので造作を自作にしてコストダウン
・インテリア関係の仕事なので内装は自分で決める
住宅会社の営業さんや設計さんも、家づくりの全ての分野に精通しているわけではありません。
自分の方が知見のある分野については施主がリードする形で進めていってもいいのかなと思います。
要は、施主は住宅会社の領分について必要以上に詳しくなる必要は無い(※)ので、自分が得意な分野で家づくりに関われば良いのではないかということです。
※住宅会社のレベルによる(残念ですが)
お得に(総費用を抑える)家を建てる方法
「そんなん分かったら苦労せんわ~~!!」と言われそうですが(汗)、頑張って書きましょう!そもそも論から!笑
・予算の合わない住宅会社に訪問していないか
「家建てよう!」→住宅展示場へGO、みたいな流れだとほとんどこのケースです。
大手ハウスメーカーの家は憧れますが、かなり高額です。もっと総費用を抑えられる会社はたくさんあるので調べてみましょう。(あと、Twitter始めてみたりするのもオススメです)
・何に予算をかけるのか決める
45坪で~、収納たくさんで~、外壁は総タイルで~、トイレは2つあって~、お風呂でテレビが見れて~、豪華なアイランドキッチンで~、とかやっていると予算が爆上げ必至です。
譲れないものはなんですか?
どうしてもやりたい事を1つだけ決めて(多くても2つかな。。。)、それ以外は質素倹約に努めましょう。
・メンテナンス/ランニングコストを把握する
「安物買いの銭失い」という言葉があります。また、なぜか「導入費用高いのにランニングコストも高い」という謎商品も住宅業界には存在します。
それらを避けるためにメンテナンスコスト、ランニングコストを住宅会社に確認しましょう。
明言されない、はぐらかされる、などの場合は地雷である可能性が高いです。(Twitter始めて、そこで色々聞いてみるのもオススメです)
伝聞ではなく実体験を重ねる
家づくりの素人である我々にとってメインの情報源は「書籍」か「インターネット」です。
これらは文字や音声・映像の情報ですね。いわゆる頭で理解する部分です。
お手軽なのでこの方法に終始しがちですが、もっと大切なことがあると思います!!
頭で理解するのはなく、全身で感じること=「実体験を重ねる」ことです。
考えるのでなく、感じるのです(有名な奴やんけ。。。)
例を挙げてみます。
例その①
天井高は低い(高い)ほうが良いですよ!
いや、それは人によって感じ方違うからどっちも体験せな分からんやろ。。。
例その②
無垢床は手入れに手間がかかるので複合フローリングにしましょう!
そんなに大変なの?ちょっとワックスがけ体験してみるか~
…案外そんなに手間じゃなさそう
例その③
子ども部屋は6畳はあったほうがいいですよ。
そうかな~実物見てみよう。。。4.5畳でも十分広いやんけ!
とまぁこういう具合です!
営業や設計の方に言われると「プロが言うんだから。。。」と盲目的に信じてしまいがちですが、多くの事は自分で実体験を重ねてみれることです!
外壁だって、内装仕上げだって、キッチンの高さだって、便座はどこのメーカーが座りやすいだって、なんでも実体験してみましょう!
まとめ
「施主が勉強しないとダメだ!」みたいな風潮を最近感じます。
そう感じさせる住宅会社も多いのでしょう。
運良く何から何までお任せできる住宅会社に出会えたとしても、施主には施主のするべき仕事があります。
基本に立ち返りましょう。
家づくりは作り手と住まい手の共同プロジェクトです。
予算や価値観のあう会社を探し、自分たちの大事にしたいことを纏め・伝え、足りない部分は体験を通じて補完し、自分たちの強みで作り手をサポートする。
前向きに取り組もうではありませんか!
施主は大いに勉強しましょう!
本日は以上です。また次回よろしくおねがいします~。
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