こんにちは。家づくりコンパスの第一弾。
家づくりの全体像を掴もう!のお話です。
家づくりで一番大事なこと
「家を建てよう!」となった時に、多くの人はまず住宅展示場へ向かいます。
「とりあえず有名なハウスメーカーの話を聞いてみよう~♪」となるんですね。まぁしょうがない事だと思うのですが、ちょっと待って欲しい!!その前に家づくりで一番大事なことを!!!
「家を建てる」となった時に一番大事なことは「総費用」です。
ここで言う「総費用」とは新築時にかかる費用だけではありません。
総費用=新築時費用+ローン金利+ランニングコスト+解体費用(または売却費用)
土地を購入する場合は、上記に加えて土地の費用も加わりますね。
家づくりコンパス的な意味では、あらゆる項目をなるべく同じ土俵に乗せて判断したいと考えています。一番分かりやすい指標は「お金」です。家を建てて、取り壊す(または売却する)までの間きちんとお金がまわるか。あらゆる項目を「円換算」していきましょう。
家づくりの全体像
家づくりの全体像はこうです。
①住宅展示場などへ行く前に行うこと
1.ライフプランシミュレーションを行う(この時点ではプロによるものでなくても良い)
2.許容可能な新築時費用(建物、付帯、諸費用)を把握する
3.建てた後もランニングコストが発生することを認識する
4.想定居住年数を決める
ランニングコストとは、水道光熱費・保険(地震、火災保険)・固定資産税・設備入替費用(キッチン、トイレ、お風呂、給排水管、内外部建具など)・建物維持管理(屋根・外壁補修、バルコニー防水処理、防蟻処理など)のことを指します。
これらが総額いくらなのかを考えられるように想定居住年数を決めましょう。
10年しか住まないのであれば良いですが、50年住むならばランニングコストも真剣に検討する必要があります。
②ハウスメーカー・工務店・設計事務所と行うこと
1.各社の仕様で想定居住年数に応じた総費用の算出
2.総費用を基にしたライフプランシミュレーション(プロに実施してもらう)
3.ライフプランに沿って新築時費用とランニングコストの配分見直し(詳細仕様決め)
4.住宅ローン選定、仮審査(プロにアドバイスをもらうのが良い)
5.契約
3の項目が難しいところで、何をどのように選べばよいのか分からない人が多いと思います。この部分を少しずつ分かりやすくしていきたいと思っています。
とりあえず今のところは、仕様を決める際には「初期費用+メンテナンス費用+入替費用(設備であれば+水道光熱費)」を明確にして決める習慣をつければOKです!!
③引き渡し後に行うこと
1.ライフプランに沿って家の維持管理を行う
2.定期的にライフプランの見直しを行い軌道修正する
最初に維持管理をきちんと計画していれば「いつ何をすればよいか」が明確なのでそれに向けてお金を貯めておけます。
家づくりチェックリスト
今回の内容で、チェックリストに加えたい項目は次の通りです。
・ライフプランシミュレーションを実施したか
・想定居住年数は決まっているか
・家のランニングコストが発生することを認識しているか
・家の維持管理スケジュールは決まっているか
今後は新築時コストとランニングコストの費用配分について家を構成する様々な要素で検討できるように記事を書いていきたいと思います。
まとめ
夢のマイホームなのにお金の話ばっかりで嫌になる~~~!と思われたかもしれませんが、夢のマイホームで家族みんなが幸せに暮らすためにお金の事は切っても切り離せません。
また、家を適切に維持管理することで想定外の出費!みたいなものとなるべくオサラバしたいところです。
そのために家づくりコンパスはなるべく「円換算」することで家づくりの疑問や不安を解消していきたいです。
また、家づくりの全体像はあらゆる場面で予算管理を行うことだと認識して頂ければと思います!
もちろん、お金だけで家の価値が決まらないのも事実。
デザインや素材、自分ならではのこだわりポイントも含めて考えたいですよね。
そういった部分とお金との関係性も記事にしていきたいですが、それはまた後程(笑)
今回も読んで頂きありがとうございました。
それではまた~
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