家づくりコンパス~まず考える性能とは~

家づくりコンパス
ゴリラ
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こんにちは!今回はあえて「性能」に優先順位をつけてみる、というお話です。

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家の性能ってどんなもの?

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正しくは、「住宅性能表示制度」に定められている10分野が満たすべき性能の指針だと思います。

が、10個も項目があるとイマイチ何から考えていいかが分かりません(シロートですから)

そこで、シロートなりに考えた特に重要視すべき性能を4つだけ列挙してみたいと思います。

大事な性能① 耐震性

何を置いても「耐震性」は外せない性能と考えます。

耐震性というと難しいので、「構造のバランスの良さと強さ」などと言い換えても良いかもです。

制震・免震ではなく、耐震です。

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「まずは耐震性を高めましょう」というのは構造塾YouTubeチャンネルを要Check!

僕が住む愛知県は今後確実に南海トラフ地震がきます。

前回の南海トラフ地震は1944~46年に発生しておりその周期は100~150年と言われていますから、次は2040年代には相当な確率で発生すると予想されます。早ければあと20年足らず、もしかするともっと早いかもですね。

以下の気象庁の南海トラフに関するページを見ると愛知県はほとんどの地域で震度6以上です。

気象庁|南海トラフ地震について | 南海トラフ地震発生で想定される震度や津波の高さ
南海トラフ地震発生で想定される震度や津波の高さ

南海トラフ以外も日本に住んでいる以上地震は避けられないですよね。

2016年の熊本地震なんて想定外と言われていましたし。。。

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住宅ローンまだまだ払っているうちに地震が来て倒壊なんて悲しいですからね。。。

大事な性能② 防水性

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「雨漏り」って怖いですよね。

木材に水がかかり、長期間乾かずに湿りっぱなしだと腐朽したりシロアリを呼び寄せたりします。

そうなってしまうと☝で述べた耐震構造をいくら強化していても、設計した通りの性能を発揮できません。

大切な構造をいつまでも健全な状態に保つため、防水性は絶対必要な性能です。

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実際どんな家が雨漏りしやすいのか、ホームインスペクションの会社である「さくら事務所」の田村さんによる解説をお聞き下さい。

ホームインスペクションで実際の雨漏り被害を見ている方のお話は説得力があります。。。

この2つの動画から、僕としては次の2点が防水性に大切なことだと理解しました。

①雨水の侵入を防ぐこと

②雨水がしっかり排水されること

ここで、日本の古くからの住居の代表例である白川郷の合掌造りを見てみましょう。

(出典:株式会社ビバリーHP)

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片流れ屋根や陸屋根なんて無いし、ましてやバルコニーも存在しないな。。。

シンプルな形状が最も合理的なのかもしれません。

なお防水性については書きたいことが山のようにあるので追加記事作成予定です(小声)

大事な性能③ メンテナンス性

さてさて、大切な性能のその3。メンテナンス性です。

考えてみて下さい。

「水漏れしてます!」→「配管が壁に埋め込まれていて対処できません。壁を壊しますか?」

「シロアリ被害の点検をします」→「点検口ありません。床を壊しますか?」

こんなの地獄ですよね(笑)

シロアリ、水回りは目視点検をできるように。

配管、配線は交換を容易に。

メンテナンス性、といっても大事なのはこういうところだと思います。

「ノーメンテ!!!」と言われるとどうしても屋根や外壁を思い浮かべがちなのですが、まあそういう面積が大きいものはよく言われているので新築時にメンテの手間が少ないものを導入しがちですよね。

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いいものを使えばメンテナンス周期を延ばせるので、それはいい事なのですが、それが故に「メンテナンスをしなくていいや」と思うのも逆によろしくないと思います。

・メンテナンスをしようとした時に手間がかからない

・どこにでもある材料を使って誰でもメンテナンスできる

大切なのはこの2点なのかと思います。

大事な性能④ 断熱性

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はい。出ました。断熱性!

断熱性は大事です。

エネルギー価格高騰で電気代もどんどん上がるのに、相変わらず夏は暑いし冬は寒い。冷暖房費はぜんぜん削れません(´;ω;`)

これから家を建てる人ができることと言えば、

・太陽光発電パネルを載せる

・断熱性能を上げておく

この2つでしょう。

少ないエアコン(1~2台)で家中冷暖房して一定の温度に保つ。使う電気は太陽光発電で賄う。そして冷暖房費を抑えれれるように断熱性能を上げておく。

具体的には、断熱の弱点である『窓』を樹脂サッシ(できればトリプルガラス)にすることです!

窓の数も本当に必要な部分だけに絞って厳選しましょう。普通の2階建てなら窓の枚数は15枚程度でいけると思います。(採光を考えても)

「窓の枚数削れない~!!」という人はサイズをちょっと小さくしてみるとか、掃き出し窓を腰窓に変えてみるとか、そういう工夫も考えてみると良いかもです◎

まとめ

まず考えるべき性能として4つだけ!挙げさせてもらいました。

1.耐震性

2.防水性

3.メンテナンス性

4.断熱性

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あえて性能に順番をつけるならこの4点を意識してほしいところです。

実はこの4点は、住宅性能表示制度の必須4項目を参考にしてまとめさせていただきました。

出典:マイホームNAVI(https://myhome-myfamily.com/housing-performance-evaluation-book/)

ひとくちに『性能』と言っても具体的に何を指しているのか分からないときもあります。

なにをもって『性能が良い』と定義しているのか?ハウスメーカーや工務店に聞いてみてもいいかもしれませんね。

ゴリラ
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僕としては『国が定義している住宅性能評価の各項目が求めている内容』『住んでいる期間にかかる費用と初期費用の合計で最も低コストとなる仕様・工法』で実現してくれることが『性能が良い』と考えたりしています。

せっかくの新築ですから、性能が良い家がいいですからね。

自分なりに『性能が良いとは?』『どんな性能があれば自分は満足か?』を考えてみて下さい。

ではまた!

 

 

 

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